☆KAWAIスコアメーカーの使用例☆
スコアメーカーの購入:2005年2月
1.全般
●KAWAIスコアメーカーは楽譜をスキャナーで取り込んだ画像をMIDIの音楽に変換するコンピュターソフトです。
発売開始は1995年とのことで10年目を迎えました。 体験版ソフト
をダウンロードし試用したところ、かなり
認識できたので、購入しました。
●かなり使い慣れることが必要で、最初は認識が悪く、マニュアルと首っ引きでの修正の手間がかかりましたが、
ユーザーサポートを受けつつ慣れるに従い、約1ヶ月でとても従来の手入力をする気にならないくらい快適に
使えるようになりました。
【メンデルスゾーン ピアノトリオNo.1 第3楽章の例】
スキャナーで取り込んだ画像です。

ヴァオリンとチェロのパートはサイズが小さすぎるので、削除してピアノパートのみとします。

スコアメーカーによりKAWAI独自の音楽ファイル(*.sdf)に変換されます。

この段階で認識ミスがあれば、取扱説明書に従って、修正します。ここでの修正が多すぎる場合には
楽譜の鮮明さが、スコアメーカーに不適切と判断し、使用をあきらめるべきです。
原則的には5線の高さが7mm以上で鮮明な印刷であることが目安です。
細かいニュアンス(velocityやperformanceなど)はシーケンサー(YAMAHA XGworksなど)
で行うと良いので、sdfファイルをsmfファイル(standard midi file)に変換します。
ここで要注意点は、音符の足りないところや、多すぎるところがないように修正後、smfファイルに
変換することです。なぜならば、MIDIは小節の概念がないので、音符の足りないところや、多すぎ
るところがあるとシーケンサー上で小節線を越えて音符がばらばらになってしまうからです。
ヴァイオリンとチェロのパートは各パート譜からピアノと同様にsmfファイルを作成し、シーケンサー上で
合成し、完成させます。
2.Ver5.0について
●2005年11月、KAWAIスコアメーカーがバージョンアップされ Ver5.0となりました。
Ver4.0では小型のハンドスコアは全然読み取れませんでしたが、Ver5.0になり、かろうじて
読めるようになりました。即ち、読み取りミスが1ぺージに数箇所〜10数箇所あるものの、
全部手入力するより、かなり省力化できるようになりました。
小型のハンドスコアとは五線高さが3.5mmのものです。
●Ver4.0では五線高さが7mmのパート譜の読み取りミスが1ぺージに数箇所程度でしたが、
Ver.5では簡単かつ鮮明な場合には殆どミスがなくなり、かなり改善されたと思います。
●これで、まだ苦労は残るものの、オーケストラの打ち込みがスコアメーカーでできるように
なりました。
3.KAWAIスコアメーカーの問題点
●KAWAIスコアメーカーは上記の読み取り誤差の問題の他に「16段以下の楽譜」しか認識できない
問題があります。この問題についてKAWAIに問い合わせたところ、「16段以下しか認識しないので、
17段以上を削除してください。」とのメーカーとしての自覚のない答えが返ってきました。
「カルメン」は19段〜20段あります。やむをえず、以下のように知恵を絞りました。
次の図はカルメン組曲の前奏曲の最初の部分です。段落の設定をさせると19段のままでます。
そこで、例えば、14段目の境目をクリック(赤い点)し、14段と5段に分けます。分け方は16段以内
ならば自由ですが、管楽器と弦楽器とに分けるとかすると後で分かりやすいでしょう。

●次いで「認識」を実行します。次の図のように14段と5段に分かれて認識されます。
後は通常のように *.sdf ファイルを保存し、*.smf ファイルに変換して保存します。

●シーケンサー(私の場合はYAMAHA XG-works)に先の *.smf ファイルを読み込みます。
この場合、14段と5段がシリーズになって読み込まれます。
シーケンサーの段数を19段とし、5段部分をカットし、14段の下にペーストして19段を完成させます。
口で言うのは簡単ですが、実際はかなり面倒で、神経が疲れます。
一刻も早くスコアメーカーの認識段数が増加されることを期待します。
●fx-proにて上記の問題は一応、解消され、128段までできるようになりました。
しかし、fxシリーズの評価で述べていますように、各段は楽器の種類を認識していないので問題は残ったままです。
即ち、スコアは各ページごとに楽器の種類が増減しますので、単なる認識段数の増加のみでは便利になりません。
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