Vienna Instrumentsは大食漢

 Vienna Instruments(VI) を使っている間にいろいろな問題に出会いました。 これはその一端をご報告するものです。
 
 ハイドンの交響曲第104番第3楽章でほとんどすべての楽器がトリルを奏する箇所があります。ここで、音が割れてしまいました。
 過去、GigastudioCPUが100パーセントを超えてギブアップしたときと同じ現象です。
 過去にこのため、コンピュータを新型に取り替え 5.2GHzとしたのでVIでもCPUのギブアップはないと思っていました。
 
 まずは新型のシーケンサーCubaseを疑いました。そこでXGworksSTVIで動作させてみたところ、CPUのギブアップとなりました。

 これで VIはCPUの大食漢である ことに気がつきました。

 ちなみに前記の曲をGigastudioで演奏してみたら、CPUの消費量は20パーセント程度でした。

 音のよさにほれ込んで、VIを買ってみたもののがっかりです。

 いろいろ調べたところ、VIにはVelocity Cross FadeVCFと略す)という機能があり、これを使用すると特にCPUを大量に消費する
 ことがわかりました。VCFは実質的に音の強さを使用しないときを100とすると、使用時は200にするもののようです。(注)
 VCFを使用すると音に輝きが出るので使用したくなります。

 下の図はVIの画面です。画面右の左端のランプをクリックするとVCFがONとなります。(現在ON)
 

 


 室内楽では問題ありませんが、オーケストラで楽器の数が多くなったり、前記のようにトリルなど激しい変化があるところでCPUのギブアップが
 発生します。このような時はVCFの使用を制限することが必要になります。

 しかし音はGugastudioに比べて格段に良いと思います。Gigastudioは弱音が出にくく、pp は mf くらいにしないと音が出ず、常に飽和気味
 でしたが、VI はppでもしっかりした音が出ます。そのために多分、CPUをフル稼動させる必要があるのでしょう。
 

 (注)以下はメーカー代理店のVCFの説明書です。これでは理解できませんので結果からの想像です。 

対策
 試行錯誤の末、たどり着いた対策は、MIDIファイルのVelocityとExpressionをあるレベル以上として、Velocity Cross Fadeを使用
 しなくてもよいようにすることでした。


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